[FFCC] ファイナルファンタジー クリスタルクロニクル エコーズ・オブ・タイム レビュー(クリア編)

ということで「ファイナルファンタジー クリスタルクロニクル エコーズオブタイム」長いので略して FFCC EoT、クリアしました。

FINAL FANTASY Crystal Chronicles
Echos of Time

対応機種:Wii / ニンテンドーDS
CERO年齢区分:A
ジャンル: アクションRPG
発売日:2009年1月29日
希望小売価格:4,800円(税抜)
プレイ人数 : 1人(マルチプレイ時 2~4人)

『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル エコーズ・オブ・タイム』特集メールニュース

ストーリー

評価 B

話の展開や謎の引っ張り方は上手いと思いました。思ったよりコンパクトな感じの本編で、予想よりも早く終わったなというのが正直な感想。DSベースであれば、このくらいが丁度良いのかも。あまり深さを感じることはないですが、気軽に遊べるというコンセプトのRPGであればこのくらいのスケールが適当なんでしょう。

ひとつだけ。あまり内容に触れるとネタバレになるんだけど、クリスタルコアをつくったのが○○○だったってことだけど、じゃ、○○○って一体何者なんですかってことにあまり触れられてないのが、ちと残念。無条件にそういう力を持った特別な存在だってことなんでしょうけども。ここらへんはあまり深く突っ込むとスケールが(即ち、容量が)でかくなっちゃうからあえて端折ってるのかな。

グラフィック

評価 C

Wii版はDS版の4倍の解像度になるということだけど、とはいえDSに合わせたデザインになっているので、グラフィックもそれ相応という感じ。

それよりも私が突っ込みたいのは、あの(FFCC独特の?)視点です。常に斜め上45度あたりからの視点で固定されるんだけど、操作する上でこれによる弊害がいくつか。

まず、距離と位置が把握しづらい。ちょっと離れたブロックに飛び移るときとか、本当はまっすぐジャンプするところなんだけど、実際は斜め方向にキーを入れて飛ぶわけです。それが慣れるまでなかなか難しい。ジャンプもだし、敵もターゲットしづらい。あと、空中ブランコとか、この視点角度のおかげで難易度が数倍上がってます。

あと、物陰にキャラがまわってしまうとキャラが見えなくなってしまう。ジャンプすると着地先の地面が見えなくなってそのまま空中でウロウロしながら落下なんてことも。て具合に、この固定斜め視点はかなり操作性で問題があるのではないかと。

そういえば、リングオブフェイト(未クリア)も、斜め視点がやりづらくて指が痛くなった記憶が。今回はWiiでヌンチャク(スティック)操作なのでなんとか最後まで堪えました。(指が)

サウンド

評価 A

良いです。音楽は谷岡久美さんっぽいですね。

FFというよりは聖剣伝説を感じる曲調かもしれない。ちょっとトランスがかったエスニックというか、テンポの良いリズミカルな曲が多い感じ。曲数は多いのにバラけてる感じがせず、同じ世界を演出する音楽としてまとまってるという印象。むしろ、この音楽が EoT の世界観をつくってるなとも。

バトル

評価 B

このゲームの場合バトルモードってのが区切られてないので、そのままフィールド上での操作性ってことになると思うけど、上記グラのところでも書いたとおり、視点がつらかった。

視点以外にも難がもうひとつ。空中の敵を殴るとき、ジャンプして、その敵に飛びかかると、自動的にその敵につかまる。これが微妙にイラっとする。剣で殴りたいのに、敵にぶら下がってしまってフザケンナ!って弾き飛ばされる、なんてことが多々。これ、つかまるアクションをしない限り勝手につかまらないで欲しい。

それ以外は、操作自体は簡単なので覚えることも少なく、やりやすいんではないかと。基本はAで攻撃、Cで魔法ターゲット、発動。マジックパイル(重ねがけ)という技もあるんだけど、あんまり使うことがなかった。あれはマルチプレイでやると楽しいのかも(連携感覚で)

キャラクター

評価 B

主人公は特別な存在ということなんだけど、そんな感じはほとんどない感じ。個性がない主人公ってことで、ドラクエタイプですかね。(主人公はプレイヤーのあなたです!ってこと)パーティのキャラも基本的に主人公同様の扱い。ただ、傭兵ってのがいるんですね。こちらはそれぞれに個性があるらしいんだけど、私はまだ使ったことがないので何とも。仲間にすると何か個性的な戦闘してくれるのかしら。パーティ以外だと、特殊なキャラといえばシェルロッタ。いわゆるツンデレキャラ。最近の流行りのポジションということで。

あと、本作はNPCもそれぞれしっかりデザインされてる。私のお気に入りはノルシュターレン。見た目は全然可愛くないけど、可愛い(笑)微妙にゲームを俯瞰したようなメタ発言もツボってて良い。あと、杖。杖って何?まぁ、やってる人ならわかりますよね。

ゲームシステム

評価 B

本作は操作が単純なのはいいけど、十字キーで魔法と操作キャラの選択をするのは、あれは上下と左右逆の方が良いんじゃないかと(個人的には)感じた。

魔法選択が左右で、キャラ選択が上下になってるんだけど、キャラ良いとして、魔法の左右で上下に移動する向きが、結局最後まで覚えられなかった。意図してる方向と逆に行く!(ほぼ)いつも!まぁ、覚える気がないってのもありますが。いつも感覚でやってるので。ただ、どちらかというと、キャラ選択よりも魔法選択の方が使用頻度が高いので、直感的に上下で動かせるのは魔法の方が良いなと。

あと、岩とか箱とか、つかめるブロックに触れると勝手にそれをつかむってのもどうなのか。これは、敵に勝手につかまるのと同様。

育成システムですが、これは普通にレベル上げて、それに応じて強くなるという単純明快なシステム。それに加えて武器や防具もレベルアップするんだけど、最初これ面倒そうだなーと思ってたんですが、武器のレベルはそんな高く上がるわけじゃない。デフォルトで最高3とか。それをカスタマイズすると、レベル上限を上げられたりする。私は面倒なので、そこらへんはあまり意識せずに新しい武具が出るたびに買い換えてましたけど。

武具のカスタマイズも、ただステータスがあがるのでなく、何かバフ的なプロパティ(リジェネとかヘイストとか)がつくと面白いかな、とも思いました。

クエストなんかに関しては、依頼を受ける場所は一箇所になってて、その発生条件をいろんなところから拾ってくる感じですね。クエスト収集要素以外は、やっぱりTOS2的な感じ。これはこれでひとつの定番システムとしてアリじゃないかと個人的には思いました。

あと、本編の謎解きは、これはないに等しいか。最近のRPGは、本編ではなく、ダンジョンのパズル的な謎解きの方に傾向してるようで、この作品も例に漏れずって感じ。本編は特に考えるところもなく、お話の通りにサクサクすすめていけました。

そのダンジョンのパズルだけど、これは結構発想の転換というか閃きがいるかも。例えば、図書館とかで、上に上るための道具であるハシゴを同じく上に上るための道具であるエレベータに乗せるとか、そんな発想しばらく思いつけなかった、とかね。(ひとつネタバレしちゃった)このパズル要素は、疲れるけど、楽しいかもです。

ちなみに、本作はWiiとDSで同じゲームができる、というのが新しい感じですね。どうやらDSのゲームとWiiのゲームを同期するフレームワークていうかエンジン(「POLLUX ENGINE」という)があるらしく(あるっていうか、この作品のために開発したのかな)今回その初の製品ってことになるのか。同期しないまでも、DSの旧作をWiiに移植する単純な移植用のフレームワークとしてみても、今後注目してみたいものではあります。だって、前作なんかも、DSでやるには指痛過ぎです。それをWiiでやれるとなれば、それなりに価値があるかも。

今回、私はWii版を買ったのでWii版に関する話になるんだけど、やっぱり2画面分割は残念なところ。あと、この作品は、Wii版の場合の話ですが、Wiiリモコンとヌンチャク、という選択しかないんですよね。まぁWiiなんだから当たり前ではあるんだけど、クラシックコントローラやGCコントローラも使えて良いゲームなんじゃないかなと、ちょっと思った。だって、そもそもDSのゲームだもんね。

総評

評価 B

いろいろ書いたけど、まずまずの良ゲーではないかと思います。システムはどうあれ、最後までモチベーションを維持できた、というだけで、私の中では高評価。そこから、システム的な難点をマイナスする感じで、EoTの評価は B。

やっぱり、RPGは最後までやれてなんぼです。ちなみに、このゲームはクリアしてもまだその世界は続いてるみたいで、クリア後も、クエストとかダンジョン攻略とかまだいろいろと遊べるようになってる。(クリア後に新しいダンジョンが追加される)あと、クリアすると、より高い難易度でニューゲームできるようにもなってます。

ただ、セーブデータが1つしかないので、引き続きその世界を楽しむか、ハードモードで最初からやるかどちらかしか選べないのは、ちょっと残念かも。

コメント

  1. じすと より:

    あのカメラワークはヒドイですね…。
    金網の向こうとか見えにくくて仕方ない。
    あとはキャラの切り替えですかな。装備画面とかで切り替えられないのは鬱陶しい。
    ソロだとあまり関係ないんですけどね。
    移動に関しては、DSだと十字キーの設定で↑を押すと斜め画面の右上に行くようにもできます。
    また、魔法選択はDSだとタッチパネルなので問題なし。
    右手ですっとできます。
    そういう意味ではやはりDSのゲームなのかなと。
    音楽は菊田裕樹っぽい印象でしたね。聖剣っぽいって意味ですが。

  2. あるる より:

    やっぱりカメラ酷いですよね。
    移動はキーコンフィグができたのかな。
    DSでできるってことはWiiでもありそう。
    魔法選択はWiiでもリモコンで選択できるんですが、
    DSのタッチペンのようにはいかないんですよね。
    ポイントするのが結構難しい。
    故にキー操作になるんですが。
    本当はDSとWiiとでそれぞれに最適化した
    全く別のIFでつくるのが良いんでしょうけどね。
    そんな余裕もないんでしょうね。

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