○ヴァナ・ディールへの旅立ち
さて、私が始めてヴァナの世界へ足を踏み入れたのは、PS2版が発売されること遅れて1週間後くらいでした。もともとFFは好きでしたが、XIから全然毛色が違う形態になるということが受け入れられないということと、BBUnitの購入が面倒だったというのもあって、そのくらいのラグがあったわけですね。
まぁ、それでも「ファイナルファンタジー」ということで、一応全シリーズやっている(外伝とかタクティクスは除いてね)自分としては、XIもやらずにはおれまい、ということで、ウマウマと騙されて一式購入したのでした。
○カーバンクル時代
FFXIは、キャラの種族やジョブ、所属国を最初に選択して作成するわけですが、種族は、FFXIでは多分中心的種族なエルヴァーン(偏見かもしれませんが)を選んで、ジョブもまたオーソドックスに戦士としてみました。所属国はサンドリア。付属のマニュアル等を読んでみると、サンドはエルの国みたいなことが書いてあったので、安直にそうしてみたわけですが。名前はSchezo(シェゾ)。これでヴァナへの第一歩を踏み出したわけです。
ネトゲというものが初めてだった私は、何をやっていいのやら状態で、とりあえずRPGの基本ということで、町のNPCに一通り話を聞いてまわったりしていました。白ネームの人は自分と同じPCということで、出会うと、最初はちょっとオドオドしてましたね。慣れれば通りすがりの人なんですが…。
一通り話を聞いても、やはり何をやっていいのか分からない。とりあえず、街の外へ出て戦闘をしてみることに。ロンフォールという場所へ出て、しばらく進むとミミズがいます。コマンドから攻撃を選んで戦闘開始。ふんふん、エンカウントでなく、フィールドでそのまま戦闘というのはこういうことだったのか、と納得しつつそれを数回やる度に、ちょっと面白くなってきます。ミミズに飽きたらウサギにも挑戦。結構オモシロイ。パシパシ敵をやっていくうちにLv5くらいになりました。
周りを見ると、自分と同じように敵と戦っている人もいて、最初はそれを見てるだけでも結構楽しかったですね。ほほう、これがネトゲというものなのねー、と。
同様に、私の戦いぶりを見ている他の人もいるわけで、私がソロで頑張っていると、Sayで「PTしませんか」といってくる人が。「私ですか?」「はい」「いいですよ」とばかりに、パーティというものを初めて組んだわけです。ちょっと強めの敵を探して、「あれなんかどうでしょう」とオークをpointしてみます。「いいですね」とばかりに、初パーティ戦ですよ。BGMも変わっていて、ちょっと感動しつつ、私がひたすら殴っていると、その人はケアルで私を回復してくれるのです。おお、白さんだったんだ、と、そこで初めて知る。で、その白さんも、棍棒でボコボコ敵を殴ってるわけですが、どうみても、戦士の私が剣でパシパシ切りつけているダメージよりも、白さんのボコボコのダメージの方が大きいのですよ。そのときの私には、両手武器と片手武器という概念が全くなかったわけですが、それが納得できず、これなら白がいいじゃん、と思うようになりまして…。その白さんのLvが5になったところで、私の方がタイムアップになって、「またやりましょう」ということでお別れしたのでした。
ところで、これまでのRPGでは、パーティを組んだ仲間とはずっと行動を共にしていたわけだけど、ネトゲというのは、その場その場のパーティになるんだな、と、ここで再認識。同じ仲間とずっと旅ができるわけではないんですね。(よく考えれば、中身は人間なんだから当然その人の都合もあるのは当たり前。)
さて、白に魅力を感じた私は、戦士をやめて白に挑戦です。ケアルを店で購入して覚えて、棍棒も適当に見繕って外へ出てみます。FFXIは、こういうジョブチェンジのシステムも良いと思いましたね。何度でもやり直しがききそうです。
とりあえずミミズを殴ってみる。きっと大ダメージなはず…、と思いきや、大して当たらないし、空振りするし、MPはすぐ底をつく。あれれ?あのときの白さんの強さは一体?つまり、片手剣の方が攻撃間隔が短く、結果的に敵に与えるダメージの総量は剣の方が多かったのですね。あのとき白さんが強く見えたのは、戦士である私がいて、被ダメージのほとんどを私が受けていて、それを回復してくれていた白さんがとても偉大に見えたからかもしれません。ジョブの役割というものを改めて認識しました。
それにしても、エル白は弱いです。MPはすぐなくなるから、しょっちゅう座ってるし、それゆえあまり多くの敵を相手にできない。おそらく、座ってる時間の方が長かったしね。そして、白もだんだんつまらなくなってくる…。
つづく…
(※この記事は、過去に別サイトで掲載していたものを再掲したものです。)