ついに我がPS2君が全くDVDを認識してくれなくなりました。
もう一番初期の型(10000番台)なので、当然ソニータイマーも発動済みでして。新しいのを買うのが一番手っ取り早いんですが、一番お金がかかります。といって修理に出しても、送料込みで、おそらく1万円以上は堅いでしょう。多分、修理にもある程度時間がかかるでしょうし、5月からは私も仕事が始まるので、ヒマな今このときに遊べないと意味がないのです!(何それ)
で、なんとかならないかなぁと、ネットを調べてたら、こんなページを見つけました。
なるほど。自分で直してしまえばタダだ。
ただ、自分で開けちゃうともうメーカー保証が効かなくなるので、冒険といえば冒険なんですが、万が一それで壊れちゃったとしても、それはそれで寿命だったと諦めて、新しいのを購入すれば良いだけかなと。
そんなわけで、オペレーション開始であります。これが、今回の患者です。
型番はSCPH-10000。初期型のPS2ですね。後期型のPS2には勝手にバラされないように封印ステッカーが貼ってあるらしいのだけど、この型番にはそれすらなかった。なので、キレイに組み立てなおせば、ワンチャン分解したことがバレないので、最終手段としてメーカーに出す道も残るか。
とりあえず、ピックアップができなくなっているというのは、大抵の場合、読み取りレンズが汚れているからです。なので、ドライブをあけてヘッド部分を掃除してやることにしました。
綿棒に消毒用アルコールをしみこませて、このレンズ部分を拭き拭き…。
レンズの裏側も掃除できればベストなんですが、ヘタするとコイルの線を切りそうだったので、今回は表のみの掃除としました。何か、神経を切らないように患部に手を入れるという脳外科手術やってるみたい。いや、脳の手術とかやったことないんですが。
ちなみに、CDとDVDでヘッドが2つあると思ってたんだけど、1つでしたね。共有できるんだ?(ブルーレイはどうなるんだろ?)
で、それぞれのフォーカスの強さをダイヤルで調整するらしい。フォーカスが弱くなってるかもしれないので、DVDのダイヤルを、ちょっと強めの方へ回しておきました。
あと、ヘッドを動かすシャフトのグリスにホコリがネットリとついていたので、これをふき取って、新しいグリスを塗っておきます。これはプラモ用のセラミックグリスをハンズで買ってきました。
さて、これで元通りに組み立てなおします。
試しに、エースコンバットゼロのディスクを読み込ませてみると………
やりました!読み込みました!しかも、一発で読み込むように。
調子に乗って、HDDの方も開けてみたくなっちゃいました。いや、別にこちらは壊れてないんですが、最近音がウンウンとうるさいので、これも何か原因があるんじゃないかな?みたいな、知的好奇心がふつふつと。
そんなわけで、パカッ。
さらにカバーを外してみる。
ふつうのPC用のHDDっぽいですね。PS2のロゴはうってあるけど、壊れたら同じ容量のPC用HDDを買ってきて取り替えれば、そのまま使えそうな気がします。
ちょっと規格をメモ…
40GBのHDDもってきて、ジャンパを今のと同じになる設定にすればいけそう。ただ、どうフォーマットすれば良いのかな。FAT32じゃないよね?
まぁ、私の技量ではこれ以上分解するのはムリなので、ここまでにしておきます。
とりあえず、ファンの部分に溜まったホコリを吹いておいて、そのままフタを閉めました。当然、音はうるさいまんまですが、今回はディスク読み取りの修理が目的なので、それは達成です。これでまた、PS2のDVDを読み込んで遊べるぞ。
手術は大成功!