[FF11] ヴァナで優しくいることはできるか

私、ヴァナについて、というかMMOについて常々思うことがありまして。今回はそれについてちょっと書いてみます。

例えば、ヴァナにはノートリアスモンスター(NM)というものがいますよね。時間POPとか抽選POPとかで滅多にその姿を表さない名前付きモンスターで、運良くそれに遭遇し、めでたく倒すことができれば、レアで高価なアイテムをドロップする(可能性がある)。

となると、当然人気も高くて取り合いになる。それがPOPする頃合いになると、それを求めて複数のプレイヤーが同じ場所に集まってくる。そしてそれがPOPすると、みんな血相変えてそれに食いつく。この瞬間、まんまとそれを取れた人は勝ち、それ以外の人は負けという構図になる。そこまでは、そういう暗黙のルールの範囲で遊んでるという状況なんですが、その後、競り勝った人の気持ち、競り負けた人の気持ちが様々に揺れ動くわけです。

勝った側は「すみません今回はいただきました」という紳士的な人もいれば「ざまぁ俺様の勝ちだ」みたいな人もいる。負けた側も「これも勝負だし仕方なし」と潔い人もいれば「あの野郎晒してやる」みたいな恨みを持つ人もいる。そう、プレイヤーは常に良い人ばかりではないので、後者のような精神の持ち主もゼロではない、というところが、私個人的にひっかかってるのですよね。

勝ち負けがあることが仕方ないことだとお互いある程度理解しているにしろ、その瞬間はやっぱり負の気持ちは発生する。取れたらしてやったりだし、取られたらクソってなる。私は極力そういうのを避けたいなと思う平和主義者なので、そういうNMの取り合いという状況になりそうな場合は、基本的に「ああ、人がいるな。今回はやめておこう」ってなるんですよね。

でもそれだと、いつまで経ってもそのレアアイテムは入手できない。つまり、他人の気分を少しでも害したくない平和主義者は、常に不戦敗というか、レアアイテムを自分で入手することができない、そんなだからお金も身につかない、お金がないからそのアイテムを買うこともできない、という感じで、負け組人生を歩むことになる。

何がいいたいかというと、MMOの世界って、実は、心優しいプレイヤーが生きづらい世界なのではないか、ということです。

でも、それはそういうロールプレイをしていると思えば、それはそれでアリかもな、とも思ったりもする。いつも貧弱装備で、貧乏で、ヴァナの中でも底辺の生活を送ってるが、それは、心優しき人物を演じているからなのだと。う、うん、何も面白くないですね。何ゲーだよそれ。

身も蓋もないこといえば、要領が悪いだけなんですが。

でも、往々にして、強欲で他人の気持ちとか全く気にしないような人が勝ちやすく、遠慮がちで他人の気持ちを思いやれるような人は負けやすいというのが、ヴァナでありMMOの世界なのではないかなぁ。

コメント

  1. じすと より:

    中には取り合いそのものを楽しんでいる人もいますね。
    私は大抵ライバル居ないときを狙って出撃しますが、後から人が来た時は本気モードで取りますw
    ぽっと出の人に取られると悲しいですが、同じく全力で取りに来てる人なら、普通に「負けた」と思うだけですね…。
    #逆に自分がぽっと出でNMを見つけちゃうと、少し躊躇してしまう…
    最近はNM取りも挑発の天下じゃないですからね。取り合いも少しは勝負になりますw

  2. あるる より:

    NM取りは一例で、負け組な理由は他にもいろいろあると思うんですけどね。
    別の話で、わざわざ挑発つけてNM狩りにきたのに、
    目の前に沸いたそれを、とんずら→ぬすむでとられたときは、
    言い知れぬ悔しさがありました…(w

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