ゆっくりやり過ぎだって話もありますが、
とりあえず今さら解きました。
レイトン教授と最後の時間旅行
対応機種:ニンテンドーDS
CERO年齢区分:A
ジャンル: ナゾトキファンタジーアドベンチャー
発売日:2008年11月27日
希望小売価格:4,800円(税抜)
プレイ人数 : 1人
〇ストーリー : B
裏の裏の裏を行かれたという感じです。
あんまり書くとネタバレになるので書きませんが、
とにかく、犯人というか悪玉というか、
コイツだと思っていたら、実はコイツだった。
と思っていたら?みたいな展開です。
ちなみに、このストーリーの根幹になる
「時間旅行」のカラクリなんだけど、
これは随分ムリがあるな、というのは正直な感想。
まぁ、そこはあまり現実的に考えちゃダメなところか。
ところで、この作品は3部作で1まとまり、
という扱いだったらしいですね。
つまり、「不思議な街」、「悪魔の箱」、で今作で完結。
でも、それぞれが独立した展開になっていて、
あまりそれぞれの繋がりは感じませんでした。
3作で一貫した大きなナゾ?みたいなものでもあれば、
一連のストーリーになっていたとも思うけど。
まぁ、これはこれで良いと思います。
ていうか、悪いといっているわけじゃない。
ただ、3部作と謳う必要はないんじゃないの?
ってことで。
ちなみに、次の3部作?も既に予定されていて、
その第1弾は今秋発売予定らしいです。
〇グラフィック : B
これはDSなので、まぁそれなり。
ただ、DSにしてはムービーとか頑張ってる
というのは、前2作から共通していえることです。
これ、DSiだと多少キレイなのかしらね。
# ちなみに私は DS Lite なんですが。
〇サウンド : A
この曲調はレイトンだなぁ、という世界というか
そういう雰囲気を定着させてしまいましたね。
決してイギリスっぽいという曲ではないんだけど、
コミカルなミステリーっぽい感じ?
そういう世界にプレイヤーを引き込んでいく、
そういう魅力がある曲ですよね。
私個人的にも、なんかコーヒーを飲みたくなる?
そんな感じで好みです。
# 私はコーヒー好きなのです。
〇バトル : –
バトルなんてのはない。
まぁ、今回は対決みたいなのはあったんですが、
結局ナゾトキです。
〇キャラクター : B
レイトン、ルークに加えて、
アロマ、チェルミー、ドン・ポールなどの
レギュラー化したキャラたちは、
それぞれに良い雰囲気を出してました。
ただ、全体的に若干薄味な感じがありましたね。
ルークはともかく、アロマは最初から存在感が薄いし、
チェルミーも完全に脇役というか、ナゾにほぼ絡んでこないし、
ドン・ポールはそこそこ活躍するも毒気が抜けちゃってるし、
あまり自己主張し過ぎるのもクドくなるので良くないけど、
あんまり活躍できてなかったかな、という感じ。
今回、頑張ってたのはクレアですね。
クレアはレギュラーじゃないけど恋仲という設定なので、
近作は彼女とレイトンのストーリーってことで、
これはこれで狙ったバランスなのかもしれません。
〇ゲームシステム : A
このゲームのメインはナゾ解きですね。
なので、ナゾの難易度と質、あと面白さが
最もウェイトが置かれている要素だろうと思いますが、
これに関しては、それなりの質が保たれていたんじゃ
ないかなと感じました。
要は、よく考えれば解けるナゾであるかどうか。
一番悪いのは、正解を見ても
「そんなのわかるワケNeeeeee!」と思うようなのがあること。
で、この作品はほぼそういうのがなく、
直感で解ったり、ちょっとひねれば解ったり、
もしくは、じっくり考えたら解ったり、
正解をみて膝を打つというものが揃っているので、
そういう意味で、良質なナゾ作りになってるな、と。
難易度という点では、これは個人的な感覚だけど、
前作、前々作に比較すると、易しくなってるかな
と思いました。
まぁ、慣れというか、どういう傾向のナゾナゾが多いか
大体わかるようになってきた、というのもありますが。
その他のオマケ要素は、
今回は、オウムと、えほんと、ミニカーですか。
オウムは、個人的に面白かった。
いくつか断片的に覚えた言葉を組み合わせて
意味のある会話を成立させるというゲームですが、
そんな文章で良いの?みたいな文章でも
意外と通ってしまったり。
えほんは、その登場人物やモノなどを
絵本の空白部分にはめ込んでいくというものだけど、
これが簡単そうで、どれでもあてはまりそうな感じが
逆に難しかったりします。
でも、そのピースさえ集まってしまえば、
それを組み替えていくうちにいつか正解するので、
それを解くこと自体はできますね。
あとはミニカー。これが一番頭を使う要素かも。
こういうの、よく考えますね。
〇外部仕様 : A
操作性、セーブ、ロードなど
そういうシステム周りの難はほぼありません。
こういうのが、DSというハードに一番マッチする
ゲームなんじゃないですかね。
それほどスペックを要求せず、
時間の空いたときに気軽に遊べるというコンセプトは
まさにDSへの要請であるといえますよね。
〇総評 : A
要素を個別に見ればB評価が多いけど、
全体的にきれいにまとまった作品だと思いました。
何より、やっててほとんどストレスがない。
ゲームのジャンルがマッタリしたナゾトキというか、
推理シミュレーション方面に近い作品というのもあるけど、
大体どんなゲームも、何点かイラッとくるようなものが
あったりするんですが、このシリーズはそれは少ない。
ということで、ゲームといったらほぼRPGか、
そうでなければ昔からのシリーズものに傾向してる私には、
久々に新しいジャンルで楽しめた感じです。
文句なく良ゲーです。
上にも書きましたが、この新シリーズの発売も
今年秋に予定されているようなので、そちらも楽しみ。
レイトン教授と魔神の笛
(www.layton.jp)
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