米国でこんな動きがあるらしい。
「ネット・ゲーム中毒を精神障害に分類」――米学会が推奨
(itmedia.co.jp)
「ネット・ゲーム中毒を精神障害に分類」――米学会が推奨
米医療情報学会は、「インターネット/ビデオゲーム中毒」を「精神障害の診断と統計マニュアル(DSM)IV」に正式な診断名として含めることを推奨している。
ネトゲに限らず、ネット依存症の問題というのはずっとあるわけだけど、これを診断名、つまり病名にしたいってことなのね。
「オマエ、病気だな!」
という文句が、名実共にそのまんまの意味(喩えやシャレでなく、医学的に病気ということ)になるわけですね。その米医療情報学会が指摘しているネトゲ依存症の特徴を引用してみると、
- ビデオゲームの過度の利用
- ほかの嗜癖障害に似た社会的機能障害・混乱のパターンが見られる
- 依存症状が未成年にも起こり得る
- 対象への没頭、家庭生活や学校生活の崩壊が起きる
- そうした症状が最もよく見られるのはMMORPG
とあり、5のMMORPGに傾向しやすい人の特徴として
社会的に取り残された人、孤独感を強く感じている人、実生活で人との交流がうまくいかない人がこの種のゲームに没頭しやすい傾向が示唆されている
のだそう。
知ってるよ、というか「何を今さら?」感まであるんだけど。そういうことが本人もわかっていつつも、やはりそこに傾倒してしまうところが病気なんですよね。タバコが身体に悪いと知っていつつも吸う人と同じ。ただ、その喫煙の仕方にもルールやマナーはあって、吸い過ぎれば気管支系の病気になるし、マナーが悪くて人に迷惑かけるとかいうのはいかんのだけど、あまり吸い過ぎず、ちゃんとマナーを守れば、それはその人の嗜好のひとつに過ぎないわけで。
個人的には、人に迷惑さえかからなければ、ゲームのために世捨て人になろうが仙人になろうが、そりゃその人の生き方なんだと思ってますけどね。