発売日に買ってはいたけど、もうやる時間とかないわけで。
Lost Odyssey
対応機種:Xbox360
CERO年齢区分:C
ジャンル: ロールプレイングゲーム
発売日:2007年12月6日
希望小売価格:6,800円(税抜)
プレイ人数 : 1人
とりあえず坂口作品ということで手を出してみました。折角ゲイツ箱も買ったわけだしね。
まず、いきなりDVD4枚ということに驚いた。いやCD4枚ならね、今までのFFとかでもあったしわかりますが、DVD4枚って。で、やってみたら、なるほど。イベントもプレイ中も高画質な3Dのリアルタイム描画なんですかねこれ。PS以降のFFとかだと、プレイ中はローポリのリアルタイム描画で、イベントなんかではプリレンダリングになってたんだけど、LOでは常時プリレンダと思わせる描画。カメラをズームすることができて、接近するとすごく細かく描きこまれてるのがわかる。mipmap上手くやってるのかもしれないけど。
まぁキレイはキレイですが、微妙に重い感はあります。当然のようにHD対応なので、私の貧相なテレビではそのキレイさも100%ではないですが。
で、内容。
んー。ゲーム自体は、私の感覚では何となく前世代のRPGって感じか。まだ序盤しかやってないわけだけど、町中をうろついて、人の話をきいて情報収集して、そこらへん調べまくってアイテムゲットして、フィールドに出れば敵とエンカウントして、バトルもATBとかじゃなくマッタリとコマンド入力、そしてターン制という、まぁ馴染み深いよくあるRPG。RPGといった時点でそんなにバリエーションはなくて、大体そういう形に落ち着くんだろうとは思いますけどね。
あと、そういう古典的なゲーム進行のなかで、時折挿入されている「千年の夢」ってのが、これがえらく長い。ゲームの要所要所で、主人公が記憶を呼び覚まされ(主人公は記憶を失っている、という設定なので)その記憶の中で物語が流れるわけですが、これがムービーとかイベントとかじゃなく、延々とその小説のような字幕が流れるわけです。
この物語が楽しみという人もいるみたいだけど、私はそういうノベルゲーじゃなく、RPGやりたいんだ!といいたい。せめて何かムービーにでもして欲しかった。DVD4枚使っても容量がきびしかったということか。「千年の夢」はスキップもできるみたいだけど、でもそれを読んでおかないと、後々話がわからなくなってくるんじゃないかと思って、ちゃんと読んでますけどね。いわゆるお涙頂戴の「いい話」なんですが、いまいち入ってこない。重松さんごめんなさい。もっと後になってくれば、この良さもわかってくるんだろうか。
あと、バトルシステム。このゲームのバトルの特徴としては、前衛と後衛に隊列すると、前衛が盾の役割を果たすようになるということ。隊列で前後を組めば大体前が大ダメージ、後ろではダメージが軽減されるというのは相場ですが、その役割がはっきりしてる感じですかね。あとは、トリガーをあわせてダメージを増幅できる、という独特なシステムもあります。上手くいけばダメージ倍増にはなりますが、別にそれに失敗しても戦えなくはないですね。
あと、装備品のリングというのを合成でつくれる、というサブ要素もあります。これも最近はよくあるといえばある要素。
やはり全体に至ってフツウのRPGという印象かな。まだクリアまでプレイしてないので、ストーリーがこの後どう物語が展開していくかで評価も変わってくるか。ひさびさの坂口作品(FFの生みの親)、あとキャラデザは井上雄彦先生(スラムダンクやバガボンドの人)なので、この両氏に造詣の深い方は触れてみても良い作品かとは思います。あと、サウンドノベルみたいなのが好きな人は、「千年の夢」も楽しめたりするのかもしれません。