ロストオデッセイ

発売日に買ってはいたけど、
もうやる時間とかないわけで。
とりあえず坂口作品ということで手を出してみました。
折角ゲイツ箱も買ったわけだしね。
まず、いきなりDVD4枚ということに驚いた。
いやCD4枚ならね、今までのFFとかでもあったしわかりますが、
DVD4枚ってどんだけよ。
で、やってみたら、ナルホド。
ハイポリローポリ区別なしの3D描画なんですかね。
PS以降のFFでは、フィールド移動やバトルはローポリで、
ムービーなんかではハイポリになってたんだけど、
LOでは常時ハイポリと思わせる描画。
カメラをズームすることができて、
接近するとすごく細かく描きこまれてるのがわかります。
mipmap上手くやってるのかもしれないけどね。
まぁキレイはキレイですが、
微妙に重い感はあります。
当然のようにHD対応なので、
私の貧相なテレビではそのキレイさも100%ではないですが。
で、内容。
んー。ゲーム自体は、
私の感覚では何となく前世代のRPGって感じですね。
まだ序盤しかやってないわけだけど、
町中をうろついて、人の話をきいて情報収集して、
そこらへん調べまくってアイテムゲットして、
フィールドに出れば敵とエンカウントして、
バトルもATBとかじゃなくマッタリとコマンド入力、
そしてターン制という、
まぁ馴染み深いよくあるRPGって感じです。
RPGといった時点でそんなにバリエーションはなくて、
大体そういう形に落ち着くんだろうとは思いますけどね。
あと、そういう古典的なゲーム進行のなかで、
時折挿入されている「千年の夢」ってのが、これがえらく長い。
ゲームの要所要所で、主人公が記憶を呼び覚まされ
(主人公は記憶を失っている、という設定なので)
その記憶の中で物語が流れるわけですが、
これがムービーとかイベントとかじゃなく、
延々とその小説のような字幕が流れるわけです。
この物語が楽しみという人もいるみたいだけど、
私はRPGしとんじゃいっ!といいたい。
この小説読むためにゲームしてるわけじゃないんだと。
せめて何かムービーにでもしてくれ。
DVD4枚も使ってるんだから。
「千年の夢」はスキップもできるみたいだけど、
でもそれを読んでおかないと、
後々話がわからなくなってくるんじゃないかと思って、
ちゃんと読んでおります。
いわゆるお涙頂戴の「エエ話」でして、
正直あんまり私好みではない。
重松さんごめんなさい。
もっと後になってくれば
この良さもわかってくるんだろうか。
あと、バトルシステム。
このゲームのバトルの特徴としては、
前衛と後衛に隊列すると、
前衛が盾の役割を果たすようになるということ。
隊列で前後を組めば大体前が大ダメージ、
後ろではダメージが軽減されるというのは相場ですが、
その役割がはっきりしてる感じですかね。
あとは、トリガーをあわせてダメージを増幅できる、
という珍妙なシステムもあります。
上手くいけばダメージ倍増にはなりますが、
別にそれに失敗しても戦えなくはないですね。
あと、装備品のリングというのを合成でつくれる、
というサブ要素もあります。
これも最近はよくあるっちゃある要素。
やっぱり総じて至ってフツウのRPGですね。
あとはこの後、どう物語が展開していくか。
しかし坂口さんは、最近夢追い人になってる感があるなぁ。
映画「ファイナルファンタジー」以降かな。
理想の世界を求め過ぎて、ゲームをプレイすることよりも、
自分の物語を見せる方を重視しているというか、
FFというゲームは昔からそういうところがあったんだけど、
技術が発達して、表現方法の自由度が上がったことで、
さらにプレイよりも演出の方に念が入ってきてるんじゃないの?
という印象があります。
ってFFの話じゃなかった。LOですね。
これは、FFファン、或いは井上雄彦ファンなら
ネタとしてやってみても良いとは思いますが、
そうでなければ、特に推薦すべきところのない作品。
…というのは、あくまで私の感想ということで。
感じ方は人それぞれだと思います。
サウンドノベルみたいなのが好きな人は、
「千年の夢」も楽しめたりするのかもしれません。

Lost Odyssey
対応機種:Xbox360
CERO年齢区分:C
ジャンル: ロールプレイングゲーム
発売日:2007年12月6日
希望小売価格:6,800円(税抜)
プレイ人数 : 1人

あーFF4DSも買いました。
買いましたが、まだ開封すらしてなかったり。
これは年末年始に帰省したときにでもやるかな。
仕事が早めに片付けば年末の楽しみとしたいとこですが。

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