[ぷよぷよシリーズ] ぷよぷよ7 レビュー

私としてはこれははずせるわけもなく。

ぷよぷよ7
対応機種:ニンテンドーDS
CERO年齢区分:A
ジャンル: アクションパズル
発売日:2009年7月30日
希望小売価格:5,040円(税込)
プレイ人数 : 1~8人

ぷよぷよ7
「ぷよぷよ」シリーズ18周年に発売されたシリーズ7作目。 新ルール「だいへんしん」では、ぷよやキャラクターが大きく小さく変身して、最大47連鎖が可能。 おなじみの「ぷよぷよ」「ぷよぷよ通」「ぷよぷよフィーバー」「なぞぷよ」ルールも遊べて、....

どういうナンバリングで7なのかな、とも思ったけど。コンパイル純正版が「よ~ん」で4までですね。後続のセガ版はナンバリングされてないと思ってたけど、フィーバーが5、フィーバー2(チュー)が6ってことか。じゃ、前作の「ぷよぷよ!」はナンバリングなし?

それはさておき、このぷよ7は今回DSで出てますが、例のごとく他のハードでも発売が予定されてますね。(PSP、Wii は確定)

ストーリー

評価 B

ぷよぷよのストーリーはあってないようなもんですが。

舞台としては、初代アルルたちの世界でもなく、フィーバー時代のアミティたちの世界でもなく、どうやらこの地球が今回の世界らしい。この地球に、何か不思議な力によってみんな飛ばされてきて、なぜかぷよ勝負することで問題解決をしていくという、定番の無理やり展開。

評価無しかなとも思いましたが、一応ぷよぷよらしいといえば、らしいということで。

グラフィック

評価 B

これもまぁ、ぷよですので。ぷよのぷよぷよ具合がよりリアルになってる!くらい。いや、まぁそれは前作レベルでね。フィーバーよりはソフト感はあります。ちなみに、ぷよの質感はオプションで選べるという心憎い設定もあるので、クラシックな固めのぷよが良いという人は、設定で変えることも可能です。どうでもいいですね。

ちょっと気になったのが、連鎖時のカットイン。それで次に落とす場所が隠れることがあって、微妙に邪魔に感じることがときどきありました。このカットインは設定で切ることもできるので、ゲームに集中したければ設定を変えればいいわけですが、それでも、絵も楽しみつつゲームにも集中できたらより良いというのは本音なところですよね。

サウンド

評価 A

クオリティというか曲の感じはSFC時代からほぼ同じ。(セガユーザならメガドライブってことになるか)むしろそれがぷよぷよらしいということで。下手にリアル志向されて生楽器っぽい音になっても、そんなのぷよの曲じゃないよッ!てことになるし。ぷよの曲は、歴代の曲も含め名曲揃いです。と、個人的には思うんですが。

今回は歴代ぷよ(コンパイル時代)の曲がアレンジされていくつか採用されているので、歴代ぷよファンにも嬉しい内容になってますね。私の個人的名曲のSTICKER(ぷよ、ぷよ通の後半対戦曲)もその選曲に入ってたのが良かったです。あと、今回エンディングに「ぷよぷよのうた」なるボーカル付きの曲が入ってます。(歌っているのは、りんごの声担当である今井麻美さん)

バトル

評価 B

このレビューのフォーマットはRPG想定なので、その中のバトルの評価としていいかどうかは微妙。ぷよでバトルといえば「ぷよ勝負」の対戦てことで。てか、これがほぼゲームの全て。

今回の新しい要素は「だいへんしん」。ぷよを相殺してメーターを増やしていって、それがいっぱいになると「へんしん」モードに突入する、というあたりは「フィーバー」と同じだけど、へんしんのモードに「ちび」と「でか」の2モードがあって、それぞれ連鎖のさせ方に違いがあると。

ちびは、通常ぷよの4分の1サイズのぷよの連鎖のタネが降ってきて、それをガシガシ消していくモード。サイズが4分の1なので、通常ぷよよりもより多くの連鎖を作ることができるので、20連鎖以上とかも普通にできると。それ自体は爽快ですが、相手に送るおじゃまぷよの威力もちと弱めなので、普通より多くの連鎖をする必要がある。

でかの方は、通常ぷよの4倍サイズのぷよが振ってきて、それは3つつなげると消えるんだけど、当然連鎖はやりにくい。ただ、一定時間内にぷよ消しをやっていくことで連鎖と同様の効果を得られるようになってると。

これは、プレイヤーとしてみればフィーバーより簡単、というか遊びやすいかもしれません。へんしんメーターは、予告ぷよの相殺だけでなく、おじゃまぷよを消すことでも溜まっていくし、おじゃまぷよなし状態でぷよ消しをすればモード持続時間をどんどん延ばすことができて、その上限もない感じ。(99上限かな?そんなに増やしたことないですが)

フィーバーだと、相手がおじゃまぷよを送ってくるのを見計らってこちらのぷよ消しを発動させていくという若干待ちゲー的なところがあったんですよね。今回は、それを待たずとも、時間延長を狙って連鎖の組をつくったところでどんどん消していけばそれでも展開を有利に運べるというところで、難易度という意味では下がった感じがしますね。

実際、とことん対戦モードで、前作「ぷよぷよ!」のフィーバーモードでやった場合、私のスキルではCPU20人抜きがやっとだったんですが、今作のへんしんモードでやったら、初見プレイでいきなり36人抜きとかいけました。てことで、初心者にやさしい仕様かも。

キャラクター

評価 A

新キャラは地球の住人ということになってるのかな。今回の主人公は、あんどうりんご。他の新キャラもみんなフルネーム系のオールひらがなな名前で統一されてる感じ。あと、歴代ぷよキャラも微妙に絡んできます。シェゾやサタンなんかは前作から引き続きだけど、今回は、スケルトンTとドラコがセガ版としては初参入になるのかな。ダークアルルは、ちょっと違う感じだけど、歴代キャラといえば歴代キャラか。

ちなみに、今回カーバンクル(かーくん)も対戦相手として参入してきてるんだけど、こいつが反則的に強い。てか、かーくんのツモが反則。2つ3つ同色でつながってる系のぷよばっかりなので、そのまま何も考えずに積んでればいつのまにか大連鎖になるとか、そんな感じ。自キャラとして使えば楽しいのかもね。とりあえず、対戦相手のかーくんは、すこぶるウザイ。

ゲームシステム

評価 A

ストーリーモードに加えて、初心者用の学習モード、とことんモード、とことんにも、ひたすらひとりで遊ぶモードと、ひたすら勝ち抜くモードと、マルチプレイヤー(COM含む)で多人数対戦モードと、従来のモードは概ね継続されているので、不足はない感じですね。

ルールも、新ルールの「だいへんしん」に加えて、従来の「フィーバー」モードと「ぷよ通」モードと
初代「ぷよ」モード(相殺なし)と、一通り選択できるので、こちらも不足なし。曲や連鎖ボイスの鑑賞もできるし、難易度設定もできるし、個人的に不満な点はほぼなしです。

セガさん良い仕事してますね。

ただ、操作性でひとつだけ。今回「だいへんしん」モードでは新しい操作方法として、十字キーの上を押すことでぷよを一気に下まで落とすことができるようになってるのだけど、コレ自体はすごく使いやすいんですが、慣れてしまうと他のモード(へんしんモード以外)でも思わず上ボタンを押しちゃう。これはオプション設定で、へんしんに限らず、上キーの有効、無効が設定できると良かったかな、とも思いました。

総評

評価 A

内容自体はパターンになってるので、基本的にハズレのないゲームではあると思います。

変化があるとすれば、新要素ですかね。コンパイル時代は、SUNとよ~んの新ルールはだいぶ玄人向けでハズしてしまったという歴史もあったけど、セガは、難易度的に低めで爽快さを重視してる感じなので、そのへんは一般受けするような要素追加になってる印象。このへんコアファンは不満に感じる点ではあると思いますが、まぁあんまり難しくしてもイライラゲーになってしまうし、方向性としては正解なんじゃないかと、個人的には思います。

セガぷよは、どんどん難易度が下がってきてる気がする。ちなみに、次回作があるとするなら(てか多分あるでしょうけど)歴代のキャラ、ルール、BGMを全部採用し、かつ新要素も加えたオールスター大集合的な作品になるといいなぁ、とか思ってます(チラ)

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