これもとりあえずクリア。
ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D
対応機種:Nintendo 3DS
CERO年齢区分:A
ジャンル: アクションアドベンチャー
発売日:2011年6月16日
希望小売価格:4,800円(税込)
プレイ人数 : 1人
実はWiiのVCでN64版のをダウンロードしてたんですが、
最初の方だけやって放置してました。
こんなんばっかり。
〇ストーリー : B
タイトルから想像できる通りで、
やっぱり時間を進んだり戻ったりする感じなんですね。
話的にはゼルダ定番というか、
トライフォースの力がガノンドロフにとられちゃって、
それで悪さされようとしてるから
リンクさん何とか阻止しちゃってください的な流れ。
例によってゼルダ姫は虜になって、
それを助けるという動機付けというか目的もありで。
もういいよね。
ゼルダの場合、ネタバレであってそうでないようなもんでしょ。
(シークが実は…というサプライズはありますが)
ゼルダの場合、ストーリーそのものよりも
その上に乗ってる謎解き要素を楽しむゲームですよね。
〇グラフィック : A
64版と比較したらその差は歴然ですね。
まぁ、3DSという最新機種と10年以上前に発売されたN64版と
比較すれば当然といえば当然ですが。
ポリゴンの細かさも当然レベルアップしてますが、
作画もイケてる感じになってるので、リメイクだけど
未プレイなら新作として遊んでも遜色ない完成度だと思いました。
ぶっちゃけ、N64版のサリアはカワイイと思えなかった…(失礼)
で、3D対応の方ですが、やっぱりつらい。
イベント部分なんかは「キレイダナー」という感じですが、
プレイ中もずっと3Dだと、やっぱり疲れてしょうがない。
というか、正直プレイできないです。
携帯機をずっと同じ位置にホールドしてプレイするなんて
私にはそんな上級者プレイはできないので、
どうしてもプレイ中に本体を動かしてしまうわけで、
そうなると3D表示もブレまくりなんです。
なので、私はプレイはほぼ2D表示でやってました。
やっぱりこの3D機能、据置機ならともかく
携帯ゲーム機の機能としては失敗だったんじゃないだろうか?
〇サウンド : A
音楽は良いです。ゼルダ音楽ですね。
夜になったり敵が近づいたりするとBGMが変化するのは
私はトワプリで初見だったんですが(N64とGCは持ってないので)
時オカからこの仕様だったんですね。
やはりお気に入りは平時昼間のフィールド曲。
この作品の場合やっぱりこれが一番長いこと聞くことになる曲だし、
一番印象に残る曲というのもありますね。
〇バトル : B
これは時オカのシステムがというよりは、
3DSというハードの制約上の話になると思うんですが。
物理移動と視点移動が両方左親指での操作になり、
ゆえにターゲットが視界の外に出たとき
再びそれを視界内に捉える操作というのが非常にやりづらい。
そういう3D操作は左右2軸スティックでやるのが良いんだけど、
3DSはアナログパッドが左にしかないという
PSPの一番真似しちゃいけないIFを真似しちゃってますね。
視点移動中はキャラは立ち止まった状態になるので、
その間無防備なんですよね。特にボス戦中とかつらい。
なので、私は視点移動はほとんど使わず、
物理的にキャラの向きを変えて主観方向を変えることで
移動しながらの視点移動をしてました。
その操作性以外は、
剣以外にも弓矢や爆弾などのいろんな道具を駆使して
パズル的に戦うという楽しさはもちろんあります。
ただ、そういうのも視点移動のやりづらさということで
難易度が必要以上に上がってるという感覚ですね。
これ、私がPSコントローラに慣れてるからそう思うのかな。
良く考えたらN64もアナログスティック1本だったので、
そちらでも同じような操作性だったのか?
〇キャラクター : B
この作品の場合、登場人物はほぼ固定ですね。
リンク、ゼルダ、ガノンドロフ、そして精霊たち。
それぞれの形態や位置づけは作品ごとに変わったりするけど、
大雑把な立ち位置は大体同じなので、
ある意味安心のキャストといった感じかも。
下手にいじっても古参ファンの不評を買うだけだしね。
なので、間違ってもガノンが味方になることはない。
個人的には、ナビィはずっと玉っころ状態じゃなくて
話をするときは何か萌えキャラになってくれると
もっと良かったのになぁなんて思っちゃったんですが、
ま、これは、きっとN64時代の踏襲ってことで仕方なし。
〇ゲームシステム : B
明確にステージというわけではないけど、
攻略するダンジョンごとに章分けのようになっていて、
その単位で話が進行していくというのは、
従来ゼルダと同様で遊びやすいと思いました。
で、そのステージ(ダンジョン)ごとに
新たな道具が追加されていき、
その道具を使わないとそのダンジョンが攻略できない
という謎解き要素もゼルダ風味ですね。
逆に考えれば、そのダンジョンで新たに入手する道具を使えば
そのダンジョンの謎は解けるようなつくりになっている。
あと、この時オカの場合は歌もありますね。
ダンジョン攻略前に習得した歌(オカリナの曲)を使うことで
解決できる謎解きもある。
とはいえ、この作品、難易度はかなり高いと感じました。
「そんな使い方ありかよッ!」みたいなのも多々。
あと、時の歌のブロックにはやられました。
〇外部仕様 : C
もうとにかく操作性と3D表示がマズイ。
これが据置機(例えばWii)でやれたらどれだけ良かったか
と、プレイヤーに思わせた時点で負けじゃないか。
とはいえ、今さらWiiで時オカリメイクを出す意味はあまりなく
3DS販促の為の作品と考えれば仕方ないのでしょうけど、
やっぱり3DSで出すなら、据置機旧作リメイクとかじゃなく、
完全新作としてGBやDS系統のパズルゼルダ(トゥーンゼルダ?)
にしとけばよかったのに、と思ったり。
純粋にゲームとしては良作だと思うのに、
それがハードに劣化させられているというのは非常に残念。
〇総評 : B
ゲームとしては、それなりに完成度高いと思います。
リメイクされるくらいだし、相応に高評価な作品なんでしょう。
ただ、私の素直な感想として、
そんな作品ならやっぱりWiiなりPSなりの据置機でやりたかった。
まぁ、PSはないにしろ、コントローラという点の話で
個人的には3Dアクションの伴うゲームは
2軸のアナログスティックなりパッドの操作が欲しいのです。
左で物理移動、右で視点移動ですね。
つくづく思うんだけど、3DSというハードのデザイン時点で
パッドをつけるなら2つという発想はなかったんだろうかと。
スペース的にも余裕あるのに。
そこはタッチ操作メインだというところに
変にこだわってしまった弊害ってことなのかな。
ボタンやパッドはなるべく少ない方が良い、と?
…と、3DS批判になってしまったけど、
時オカ3Dは、ゲームは面白いはず!だけど操作性が微妙過ぎ
ということで。
コメント
操作はL注目があるんで問題なしでしたが…。慣れてるからでしょうかw
アナログパッドを左右につける場合は親指が両方ともふさがるんで、人差し指(LRボタン)しか使えなくなり、LRを二段にすると厚くなってしまいますし、なかなか難しいところですな。
3D表示に関しては、個人的にはヒジを机などにおいてやればさほど問題なかったです。格ゲーとかは無理だろうとは思いますが。
自分撮りカメラを使って顔認識で表示を補正するとかできたらいいんですけどね。
相手が画面外に出るとナビィが剥がれて注目できなくなりますよね。再度それを画面内に入れるために画面を回転させるんですが、そのとき十字キー操作するためにパッドから指が離れるので立ち止まることになると思うけど、これをキャラ移動しながら視点移動もしたいという需要は大きいだろうと思うのです。移動以外のアクションをするときにパッドから指が離れるのは違和感ない操作だと思います。(FF11などと同じかと)
3Dブレは、本体を固定する必要があるなら、なおさら据置機で良いですよw
敵が画面外に出たら、視点ではなくリンクを敵の方に向かせてL注目すればパッドから手を離さずにいけますね。ただ、対象が複数だと必ずしも狙った相手に注目できるとは限りませんし、視界が激しく動きますが。
3Dブレは本体固定というよりは顔と本体の位置関係の固定ですけどねw 携帯機+3Dの組み合わせというよりは、携帯機+裸眼3Dの問題かもですな。
まぁ切り替えはできますけど、目玉機能が人を選ぶってのはちょっともったいない気はします。
手軽に3D触れられるのは良いことだと思いますけども。
視点移動は私もまさにそれで対応してました。(十字キーほとんど使ってない)ただ、それでも狙った向きに向いてくれないことが多いんですよね。
3D対応という挑戦は評価して良いと思いますけど、それを有効利用できるゲームが少なそうなんですよね。3D のCGムービーはキレイなんですが。